オゾン療法

オゾンとは

空気中の酸素(O2)が化学反応で変化した物質(気体)でO3と化学式で書きます。

オゾンは非常に不安定な物質で、安定した酸素になろうとする性質があります。
また、他の物質にくっついて自らが安定した酸素になろうとします。
この時に萌出された酸素原子(O)が他の物質と結合したときに酸化反応を起こします。
この酸化反応を消毒・殺菌・脱臭・漂白に利用しています。
最近では洗濯機や空気清浄器にも採用されています。

オゾン療法とは

オゾン療法小動物に対するオゾン療法は、注腸法(肛門からオゾンガスを注入)で行う事が多く、全く痛みや不快感がないのが特徴です。
この他、皮膚疾患にはオースリー油の利用、または腫瘍の洗浄にはオゾン水の利用、オゾン自家血液療法などで免疫調整を引き出し、動物自身の自己治癒力を引き出す治療方法です。
従って副作用が極めて少ない治療法です。
特に免疫力の低下している高齢の動物にはお薦めの治療です。
オゾン療法を受けた飼い主様からは、なぜだか元気になる!という評価を多くいただきます。
また、アレルギー疾患などでステロイド使用を避けたい場合などにも一度お試しすることをお勧めします。

オゾン療法の推奨される疾患

皮膚疾患、老齢性疾患、腫瘍、耳疾患、疼痛を伴う運動疾患、各種感染症、アレルギー疾患、自己免疫性疾患など

通常治療との併用療法、またはオゾン単独療法の選択は、動物の症状や病気の種類によって異なります。
また、オゾン療法は万能ではなく、著名な効果が表れる場合や効果が不明瞭な場合もあることをご理解ください。
少なくとも動物のQOLを高めるためには有効だと考えています。

治療

  • 注腸は週に1回から2回が目安(症状により2週に1回)
  • オースリー油は1日1回を目安(薄く塗布)

生体に対するオゾンの作用機序

医療用オゾンガス(オゾンとは医療用酸素の混合ガス)の主な作用は

  • 1.細胞の代謝を活性化
  • 2.免疫系の調整作用
  • 3.生体系の抗酸化能を調整
  • 4.消炎鎮痛作用
  • 5.血小板凝集阻害作用

などが認められています。

動物では多くの疾病に対する治療や治療補助として※QOLの向上が期待されます。

※ QOL:クオリティオブライフ 

診療方針や設備について

当院は、祖父の代から浅草で80年以上続く動物病院の3代目院長が引退し、新たにスタートさせた動物病院です。

培ってきた経験・磨かれた技術・最先端の知識で診療させて頂きます。常に最新の情報をもとに治療ができるよう、設備はもちろん、数多くの学会に出席し、研究と課題の確認をおこたりません。自らも研究課題をもち、活発な症例報告や研究発表を行い、獣医療発展と動物たちの幸せのため、日々努力しております。