セキセイインコの平均寿命と長生きさせるコツについて

賢くて飼いやすく、小さなカラダにたくさんの魅力が詰まったセキセイインコ。いつまでも一緒に生活できるように、長生きのポイントをしっかり押さえ、天寿をまっとうしてもらいましょう。

セキセイインコの平均寿命

セキセイインコの平均寿命

約330種類にものぼるインコの仲間の中でも、セキセイインコはペットとしてポピュラーな鳥です。豊富な色と模様を持ち、そのバリエーションは5000種類以上といわれています。体長は18cmほどで、スズメよりやや大きいくらい。知能が高くて、とてもおしゃべりです。

インコの寿命は種類によって様々ですが、近年では10年以上生きるセキセイインコも珍しくないようです。飼育環境をしっかりと整えて、セキセイインコが一日でも長く健康に過ごせるよう気を配ってあげてください。

長生きしてもらうコツ

長生きしてもらうコツ

大切なセキセイインコに長生きしてもらうためには、毎日のお世話と注意深い観察が必須です。適切な給餌と適度な運動、室温維持と清潔な環境、体内でのビタミンD生成と殺菌のための日光浴は、セキセイインコの健康維持に欠かせません。病気の早期発見も長生きのコツです。小さな異常にもすぐ気づけるように、毎日の健康状態を日誌として記録しましょう。

セキセイインコは、年齢による変化や病気がわかりにくいという特徴があります。犬や猫の場合、老化や病気は毛並みや運動能力などの外見上に現れますが、セキセイインコは外見上の変化があまりありません。これは外敵から身を守るために、老化や病気を隠す独特の習性があるためです。飼い主は「もう結構な年齢のはずだけど、まだまだ元気」と思ってしまいます。体重や排泄物の変化、毎日の行動や動作、外見を日誌に記録することで、セキセイインコの健康状態を把握しましょう。

体重の変化をチェック

まずは、愛鳥の適正体重を確認しましょう。小鳥は朝夕で体重が変化するため、朝の体重を基準にします。一般的に、セキセイインコの適正体重は35~40gほどといわれています。しかし、これはあくまでもセキセイインコの平均的な数値です。適正体重は体高などによっても変わるため、念のため獣医師に相談することをおすすめします。セキセイインコのメタボリックは糖尿病や動脈硬化など、様々な病気の原因となります。肥満が病気のもとになるのは人間も同じですが、セキセイインコの肥満は比較的短期間で死につながることがあるため要注意です。また、健康時の体重から10%減少するのは異常な状態なので、動物病院に連れて行く必要があります。

排泄物・尿の変化をチェック

排泄物や尿の変化は、病気のヒントになります。正常なフンは緑がかった茶色をしています。まずはこの「正常なフン」を画像として日誌に残し、健康状態を把握する際の基準としましょう。エサによって色は多少変わりますが、正常なフンと比べて色がいつもと違う、水分がいつもより多い、下痢をしている、黒色便や緑色便、白色便になっている、エサが消化されていない、尿がいつもより黄色や緑色、オレンジ色、赤色っぽいなどの状態を見つけたら、体内に異常が発生している可能性があります。動物病院で診察を受けましょう。

行動や動作、外見の変化をチェック

セキセイインコの行動や動作、外見からも体調の異変を判断できます。いつも止まり木にいるはずのセキセイインコが床の上で過ごすことが多い場合は、足の故障や肥満、老化を疑います。止まり木でカラダをくの字姿勢にしている場合も、肥満の可能性があります。羽毛を常に膨らませている場合は体温調節ができていない可能性があり、翼や尾羽が垂れ下がっているのは衰弱のサインです。顔が汚れている、クチバシや鼻の色が変色しているなどの場合も病気を疑いましょう。

発情のさせすぎに注意

セキセイインコは年に2回ほど発情期を迎えますが、この時期に発情させすぎないこと、さらに発情期以外の季節に発情させないことも大事なポイントです。飼い主との過度なコミュニケーションによって、季節に関係なく発情してしまうことはよくあります。メスの場合は、発情すると産卵します。産卵はカラダにかかる負担が大きいだけでなく、死の危険がある「卵詰まり」の症状や卵管の病気に陥ることがあります。また、オスの場合は精巣腫瘍の危険が生まれます。適度なコミュニケーションは必要ですが、背中を撫ですぎるなどの発情を促す行為は控えましょう。

セキセイインコはたとえ具合が悪くても、ぎりぎりまで元気なふりをします。見た目で明らかにおかしいと思った時には、病気や衰弱は相当進んでいます。そうなる前に、体重測定や排泄物・尿のチェックを習慣化し、その変化を日誌として記録することで、健康状態をしっかり把握してください。

症状別事例

飼い主さまだけが気づいてあげられるペットの変化があります。 どこかいつもと違ったら、ご相談ください。ワンちゃん、ネコちゃんはもちろん、ハムスター、モルモット、フェレット、ハリネズミ、ウサギ、鳥、カメなど、当院では、幅広いエキゾチックアニマルの診療を行っています。