エキゾチックアニマル

目次

それぞれの動物たちがかかりやすい病気について

かかりやすい病気や、お世話で注意したいポイントを動物ごとにご紹介します。
代表的なものだけですので、ここにない症状があったり、様子がおかしいことに気付いたら、まずはご相談にいらしてください。

ハムスター

皮膚病にかかりやすいハムスター。
飼育環境によって皮膚病になりやすいので、ケージ内を常に清潔に保ち、栄養が偏らないように注意しましょう。
脱毛がよくみられますが、ニキビダニによるものが多く、内服薬や注射によって治療ができます。
皮膚の様子に変化があったら、早めにご相談ください。

モルモット

ビタミンCの不足によって体調を崩すことが多いモルモット。
体内でビタミンCを合成できないため、ビタミンCの不足に注意しましょう。
ビタミンCはストレスでも減少することがあります。
モルモット用の良質なフードを与え、できるだけストレスを与えないよう気を配ってあげてください。

フェレット

高齢のフェレットには腫瘍の発生が多く、その中でも特に副腎腫瘍、インスリノーマ、リンパ腫の発生が多いと言われています。
早期発見・早期治療を行うことで、フェレットへの負担を軽減することができます。
4歳前後で一度健康診断をすることをお勧めしております。

ハリネズミ

固いトゲがびっしり生えたハリネズミですが、とてもデリケートな皮膚を持っており、皮膚病にかかりやすいので注意が必要です。
ケージはいつも清潔にしてあげましょう。
また、通気性の良さや低い湿度も重要なポイントです。

ウサギ

上下とも伸び続ける歯を持っているため、歯のトラブルを起こしやすいウサギ。
上下をすり合わせたり、かじり木を噛むことで適切な長さを保ちますが、伸びたままになっていると舌や頬の内側に歯が食い込んでしまいます。
こうなると、口の中が傷ついて炎症を起こす可能性もありますし、フードを食べられなくなりますので体調不良になります。
ドライフードの種類によっては歯を痛めるケースがあるため、その子にあった食事を選んであげてください。
また、伸びすぎた歯は動物病院で削ることもできます。ご相談ください。

嘔吐や下痢といった消化器系の疾病にかかることが多い鳥。
ストレスなどで抵抗力が弱まって、普段の状態であったら感染しない細菌やウイルスに感染し、トラブルが現れます。
特にヒナや老齢のインコでは胃腸のトラブルが多くなるので、落ち着いて過ごすことができる環境を整えてあげましょう。

カメ

変温動物で温度の変化に弱いカメ。
日光浴や保温球で、体を温め代謝を高めてあげる必要があります。
温度が低いと胃腸の調子が悪くなったり、肺炎など呼吸器の病気にかかってしまうこともあります。
また、骨格の形成に十分な量の紫外線を必要とします。
紫外線が足りないと、骨格の形成がうまくできないだけでなく食欲が落ちてしまうこともあります。
日光浴ができない場合は、紫外線ライトを設置してあげてください。

診療方針や設備について

当院は、祖父の代から浅草で80年以上続く動物病院の3代目院長が引退し、新たにスタートさせた動物病院です。

培ってきた経験・磨かれた技術・最先端の知識で診療させて頂きます。常に最新の情報をもとに治療ができるよう、設備はもちろん、数多くの学会に出席し、研究と課題の確認をおこたりません。自らも研究課題をもち、活発な症例報告や研究発表を行い、獣医療発展と動物たちの幸せのため、日々努力しております。