狂犬病は哺乳類全般にうつる可能性がある、致死率がほぼ100%の伝染病です。日本では狂犬病予防法という法律があり、生後91日以降のイヌは年一回のワクチン接種と保健所への申請・登録が義務付けられています。ドッグランやペットホテルをご利用される際にも証明書が必要になる場合が多いです。
日本国内では50年以上に渡り症例報告はありません。今後も人間と動物が安心して暮らせる社会を持続するために、必ず摂取することを当院はお勧めしています。
ただ、稀に出るワクチンによる副作用を心配される飼い主様もいらっしゃるかと思います。軽い発熱や軽度の食欲減退などは多くの場合徐々に回復しますが、以下の場合は命の危険を伴うこともあるので、早急に病院までご連絡ください。
このような副作用が出る場合に備えて、ワクチン摂取は午前中にしていただくようお勧めしています。
また、当院ではワクチン抗体価検査も行っております。ワクチンを打たなくても十分な抗体があるかを調べ、問題がなければワクチン摂取証明書の代わりとなる証明書を発行することもできます。